馬喰横山で食べる焼肉を部位別に検証してみた
馬喰横山で楽しむ焼肉は牛肉メインで時々豚肉や鶏肉を楽しむというのがベストでしょう。馬喰横山にある焼肉店の多くはこだわりの牛肉を仕入れているので、牛肉メインで食事をするようにしたいものです。牛肉といっても、部位によってそのおいしさは異なるものです。味も食感も違えば、銘柄によってもおいしさには違いがあることから、銘柄牛を食べ慣れている方の場合は、○○牛が私好みといったようなひいきの牛肉があります。もしくは、○○牛であればおいしさにぶれがないなど、独自のデータを持っている方もいるようです。それくらい、銘柄牛というのは多くの方が興味を示し、食されてきたことが分かります。
部位によって、味の濃さも違えば、柔らかさ、霜の降りかたや見た目にも違いがあり、それは大きく五段階に分かれていることはよく知られています。もちろん、柔らかさなどは牛肉そのものが柔らかいとしても、それを焼く方がどのくらい火を入れるかによっても変わってくるので、素材のよさだけで確実においしく食べられるかといえば、そうともいえないでしょう。
ますは、ネック。牛の首の部分であり、煮込み料理やカレーなどに利用されることの多い部分で、霜降りは控え目、柔らかさも控え目となっています。牛肉そのもののおいしさを楽しむというよりも、ビーフシチューなどの煮込み料理の味付けが加えられます。牛の中では肉質は固めなので、細切れや切り落としとして利用すれば使い勝手もよいとされています。
次に肩ロース。ネックの近くの肩部分にあるザブトンとも呼ばれる部位であり、別名ハネシタと呼ばれることも。味の濃さもそこそこあり、柔らかく、霜降り度合も高めとなっています。すき焼きや焼肉、ステーキで使用される部位であり、肉のおいしさを存分に楽しめる部位です。ロース肉よりも高価な部位で、味も間違いないのでお店で見かけたら確実にオーダーするといいでしょう。ウデはそこまで柔らかさや霜降りも控え目ですが、味の濃さがしっかりある部位です。こちらもすき焼きや焼肉、ステーキに合っており、価格も肩ロースと比べると安価。コストパフォーマンスに優れているので、たっぷりおいしい牛肉を食べたいときにおすすめです。
肩バラは三角バラとブリスケという部位で成り立っており、煮込み料理や切り落としとして利用されますが、焼いてもおいしいので特上カルビとしてメニューに記載されていることがあります。カルビ好きなら一度は食べて欲しい部位となっています。次に、バラと呼ばれる中落カルビやカイノミは牛のお腹にあたる部位であり、一般的なカルビのことをいいます。自宅での焼肉には欠かせない部位なので多くの方が一度は食したことがあるでしょう。
この他にも、ステーキでよく見かけるロース、ヒレ、ランプをはじめ、近年人気の高いタン、しんたま、内もも、そとももなどがあります。これらの部位によって料理の向き不向きはありますが、それでも肉を焼くというシンプルな調理法ではどの部位でも楽しめます。後は焼き具合やどのような味付けで食するかによって変わってくるものです。東京にいればこれらの牛肉はすぐに口にできますし、希少部位と呼ばれる部位も手に入りやすいといえるでしょう。馬喰横山は店舗数の多さもその他の地域とは一線を画すといえます。馬喰横山だからこそ、焼肉店を選ぶときも店は選び放題といっても大げさではありません。オフィス街でもある馬喰横山は、ビジネスマンが多くいきかい、あらゆる土地に出張している方も多く訪れる街です。おいしいものを食べつくしてきたからこそ分かる馬喰横山の焼肉店の充実した内容を当たり前と思わないことで、より一層の食事の楽しみに結び付けられるでしょう。